2022/06/14 10:00


当帰はセリ科の多年草本で、奈良県を主とし、日本各地の薬園で栽培されてきました。

根を「当帰」といい神農本草経の中品に収録され、以来歴代の本草書に収載されている著名な生薬で、日本において需要が多くあります。

主に婦人薬として使用され、血の道症などに効果があり、当帰芍薬散などの処方が有名です。

日本では、17世紀の中頃から大和や山城地方で当時大和地方に野生していた深山当帰系のものを栽培し、当帰として利用し、今日の大和当帰となったと考えられています。

 

「根は薬・葉は栄養」

当帰の根は生薬として利用されてきましたが、それ以外の部分は使われていませんでした。

しかし、平成24年より、葉の部分が「非医」扱いとなったことから、葉の有効利用が注目されるようになってきました。

葉は、深い緑色が鮮やかで、豊富な栄養成分があります。(下に栄養成分分析を記載しました)

現在は、ハーブとして、トウキ葉を料理のアクセントや香り付けの用途で活用する動きが広がっており、トウキ葉を使った天ぷら、お茶、調味料、和洋菓子などが次々と考案されています。

 

 

 

松田商店もYAMATO HERB COFFEEや、天然入浴用ハーブで奈良の伝統ハーブ「大和当帰葉」を使用しております。是非感じてみてください

 

*葉の栄養成分<当帰葉生葉100グラムあたりの栄養成分含有量>

※奈良県産業政策課(漢方のメッカ推進プロジェクト)試験結果参照



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